任期制と奨学金返済免除


 3流研究者の僕なんかだと、無事に研究職を得られる事自体がありがたいことなんですが、任期制だったりするわけです。
 育英会奨学金は、育英会が定める研究職や教育職に、ある年数以上勤めた人に対しては奨学金の返済免除が認められたりしてました。(おそらく、返済免除の制度は現在ないはず…。)ところが、たとえば国立大学の教官として(独法化のため、これからは「教官」と呼ばずに「教員」と呼ばれるようになるようです…)就職したとしても、それが任期制であったりすると、その期間は返済免除のための年数として認められないみたいです。
 某大学(^_^;では、2年前からほぼ全学的に任期制を導入していましたが、この4月から任期制廃止だそうで。奨学金の返済免除が完了してない人で、2年前に任期制で辞令を受けた人にとっては、もったいない2年間であります。返済免除申請の猶予期間というものもありまして、それが2年なので、2年で廃止になったことが唯一の救いでありましょうか。
 どうして任期制が廃止になったのか、詳しいことは僕に分かる由もありません。ただ、任期制度には奨学金の問題よりも重大な問題があることが分かってきたようです。(はじめから分かっていたことかもしれませんが…。それならそれで大問題?)例えば、任期制だと住宅ローンを組むことができないとか…。ヘェー。退職金にも響いてくるのではないか、という噂も聞きました。うへぇ。


 …まぁ、僕は完全任期制なので既にあきらめがついてるんですが。奨学金もちゃんと返していくつもり。猶予申請して、もう少し悪あがきますけどね。
 やべ、のんびりしすぎた。準備しなきゃ!!